消防設備士独立備忘録

飲食→ビルメン→消防設備士→起業への道のり

一社依存の怖さ

経営戦略的な怖さの話。

取引先が一社だけなのは怖い。

その一社が傾けば自分も傾く事となる。

一見、安定していそうな会社でも、内情はわからない。

実はすごくピンチなのかもしれない。

そのようなピンチな会社だけに依存しているような受注の仕方だと、本当に怖い。

5年後、10年後、20年後、30年後、。

生き残っている会社と手を組みたいのが実のところ。

ただまあ、生き残ってやるがな。絶対に。

どんなに今バカにされようとも生き残ったヤツが勝ちなのよ。

独立後最高売上

おかげ様で6月は請負点検が多めな事もあり、独立してから最高売上を叩き出す事ができた。

サラリーマン時代の給料の倍くらい。

安定的に仕事に呼んでくれる会社さんのおかげである。

しかし請負をやる事で課題も見えてきた。

それは圧倒的な事務仕事の増加。

人工で応援している日は現場だけ収めればはいサヨナラ、でその日は終わる。

が、請負で点検するとどうしても点検報告書の作成、消防署へ提出、その他写真の整理など、現場から事務所(自宅)に帰ってからの仕事がある。

これが結構バカにならないくらい時間をとられ、気付けば0時を回る日も何日かあった。

ほんの十数件の物件量でもこの有様では、この先延々とBLACK労働をするハメになる。

というか1番効率悪いのはコピー機が事務所にないのでコンビニまでわざわざ歩いてコピーしに行ってる事。

そろそろコピー機を買うなりレンタルする時が来たようだ。

新たな武器

自分にしかない武器を作る必要性を感じてきた。

というのも、この消防設備業界は値段の叩き合いで低価格帯に突入しているので、これといってとりえのないフツーの防災屋は一生儲からないのだ。

特に消防点検なんて建物のオーナー等からすると別に誰が点検しても同じであり、であれば安い方に頼む。

消防点検だけを生業にしている会社なぞ存在していない。

もし存在していたとしたら何か特別な武器を仕込んでいるのだろう。

そしていざ、自分はというと特に何も持っていない。

だから新たにスキルを磨く必要が出てきた。

先日、防火設備点検や特建を主に生業としている会社さんと繋がる事ができた。

その会社によるとやはりそちらも人手不足で、ゆくゆくは請負、もしくは半請で業者を探しているよう。

ここは一つ、我がFPSも建築の世界へ飛び込み、武器の一つとするか、、??

営業る&営業られる日

9月からは従業員が1人増える。

という事で彼の分の仕事も取ってこなければならない。

という事は営業をかけていかなければならない。

独立したての時に挨拶に行った会社に再度電話。

中々タイミングが合わなくてまだ一度もお呼ばれしていない。

電話自体、折り返してかけてきてくれるので、全く呼ぶ気がないワケではなさそう。忙しいのか、単純に忘れっぽいのか、、。

大きい会社なので、請負でもらえるかどうかも聞いてみた。そしたら何件か候補あるから見積り下さいとの事。

請負を増やしたいのだ、請負を。

既存の取引先にも連絡する。

9月から新人を行かせてもいいですかね〜。てな内容。

普通に考えたら図々しいよな〜。とか思いながらも、仕事をとってこないと彼に渡す分のお金がないのだ。

図々しさでは誰にも負けていない。

必ず仕事をぶん取ってきてやる。

お金について勘違いしている人が多すぎる

これはもう、独立して応援業務を生業にしている方ならあるある中のあるあるなのだが、よく

元請けの社員「え、そんな貰ってるんすか。めっちゃ儲かりますやん。」

という愚直のカタマリみたいな言葉。

はっきり言ってあまりにも思慮が足りなさすぎる、、。

例えば私の日当が18000円だとしよう。

すると24日出たら18000円×24日で432000円となる。

これに消費税10%だから合計475200円。

手取り20〜27万円くらいで昼も夜もあくせく働いている社員の方なら、魅力的に見えるかも知れない。

ただ、よく考えてほしい。

独立したら「給料」ではなく「売上」を計上する事となる。

そして475200円という数字は紛れもなく売上であり、ここから交通費や消耗品、税理士への支払い等の経費が引かれるのである。さらにいうと勿論、健康保健や年金、家賃とか子供にかかるお金、、とか引いていくと30万くらい軽く飛びます。

独立したら休んだらお金が入らないし、代わりに責任を取ってくれる人もいない。有給もなければ正月休みは無給。

独立するとサラリーマン、恵まれすぎと気付く事ができる。

それでもアナタは独立するのだろうか。

消組に入る可能性がでてきた

先日、ちょっとしたきっかけでとある県の消防設備組合の方と繋がる事ができた。

将来的に加入する事を検討していたが、話を聞くと個人事業主でも加入する事ができ、現にそういう人はいっぱいいるそう。

組合に加入していたら、安心感があるし営業活動の武器にもなるだろう。

もちろん年会費もかかるのでメリット、デメリットの天秤をかけ加入する事を検討しようと思う。実際、まだまだ工具など他にお金をかけなければならないモノも多い。

今のところ加入よりに気持ちが寄ってはいるが、、、

乙6受かるか心配、、

9月から1人増員する事となっている。

その人物は現在の会社に退職の意向を示し、受理されたようで今は引き継ぎの為に忙しなく働いている事と思う。

彼は消防設備の仕事は未経験であり、私は彼に「ひとまずは消防設備士乙6の取得をお願いします!」と念押ししている。というのも9月から増員といっても彼にしてもらう業務は他社さんの応援業務なので、こちらとしても未経験の人間を「はい、よろしく」と元請けにほっぽりだすのはさすがに気まずい。

せめて、雀の涙程度に乙6を入社前に取得していれば、なんとか格好もつくだろう。乙6さえ取得すれば、取り敢えず点検資格者の受講資格も得られる。その後は実務を学びながらお好みで資格を揃えれば良い。

しかし、彼は今、現職の引き継ぎ業務で勉強どころではないと思われる。ただでさえ忙しい業務内容なのに、消防設備に触った事のない人間が乙6を短期間で一発合格なんてできるんだろうか、、。

乙6は言わずもがな「消火器」の範囲だが、蓄圧式と加圧式の違いから学びましょうのレベルだと相当の勉強時間を要するだろう。

しかし彼は、消防設備士よりはるかに難易度が高いとされる、「宅建士」を一発で合格しているという猛者でもある。あわよくばいけるかも、、?という期待も少しはある。

まだ入社していない彼に乙6合格を促すなんて、ひどい奴!と思われるかもしれないが、この消防設備士という商売、資格の有無で露骨に金額が変わるのだ。こちらも生き延びる為、仕方あるまい。

さて、どうなる事やら。